How to choose.
マスキングの世界において、PVCには2つの用途があります。薄く伸縮性のあるフィルムテープとしては、硬い基材では追従できない曲線を描く、自動車塗装用のクラシックなブルーのファインラインテープとなります。また、軟質成形プラスチックとしては、搬送、ブラスト、低温工程においてチューブ端、継手、スタッドを保護するプッシュオンキャップやエンドカバーとなります。
ファインラインPVCテープ
滑らかで非多孔質のPVC基材は、光沢のあるシャープな塗装エッジを実現します。その伸縮性により、ホイールアーチ、スカラップ、フレイムラインなどの連続した曲線を一気に描くことができます。タイトなR(曲率半径)においては和紙テープよりも優れた追従性を発揮しますが、エッジの段差を極限まで薄くすることに関しては和紙に軍配が上がります。多くのカスタムショップでは両方を常備しています。
PVCキャップおよびカバー
ソフトビニールキャップは、スタッド、チューブ端部、継手などに手動で押し込み、弾性によって固定します。荷役・輸送時の保護や、めっき、低温焼き付け工程のマスキングに最適です。EPDMと同様にオーブン内での使用には適していません。繰り返しの加熱により可塑化PVCが硬化するため、焼き付け炉を使用する工程ではシリコーン製をご指定ください。
選定
テープ:幅およびR(半径)の仕様。キャップ:対象物の外径、使用温度、輸送用保護の兼用の有無。いずれも標準サイズを常備しているほか、受注に応じた成形やスリット加工によるカスタム対応も可能です。