Material notes· 01

How to choose.

EPDM(エチレン・プロピレン・ジエンゴム)は、使い捨てのビニール製品とプレミアムなシリコン製品の中間を埋める素材です。シリコンと同様に弾性圧縮によって穴、ネジ部、スタッドをシールしますが、粉体塗装の炉内温度に達しない大量生産ラインにおいて、材料コストの面で大きなメリットをもたらします。

EPDMが真価を発揮する用途

メッキやアルマイトのラインはEPDMの得意分野です。酸性およびアルカリ性槽に対するEPDMの耐薬品性は非常に優れており、槽の温度も耐熱限界を大きく下回ります。また、標準的な焼き付けスケジュールの電着塗装(E-coat)ラインや、自然乾燥、低温焼き付け塗装システムにも最適です。プロセスのマスキング箇所における温度が150°C以下の場合は、まずEPDMでの見積りをご検討ください。

唯一の明確な限界点

粉体塗装の硬化炉(通常180–200°C)は、EPDMが繰り返し耐えられる温度を超えています。粉体塗装炉を通ったEPDMキャップは硬化・亀裂が生じ、最終的にはシールの役割を果たせなくなります。これは往々にして最悪のタイミングで発生します。繰り返し炉内を通る用途では、シリコンへのアップグレードを推奨します。数回の手直し(リワーク)を防ぐだけで、価格差以上の価値が得られます。

EPDMマスキングの仕様選定

シリコン製品と同様に、形状寸法、工程、温度、数量に基づいてお見積りいたします。EPDM製品は薬液槽に浸漬されることが多いため、槽の成分構成もお知らせください。推測ではなく、適合性を確認いたします。カスタムサイズは受注生産となりますが、標準的なキャップやプラグは在庫品から出荷可能です。